鍼灸院クレールのブログ

鍼灸院の日常と東洋医学について

疲労で出る脈

疲労について古典にどのような記載があるか。金匱要略の血疲虚労病脈証幷治第六に

「夫男子平人脈大為労。極虚亦為労」

 

意訳:見た目しっかりしてそうな人でも大きい脈だったり、脈が虚ろではっきりしないのは疲労しているからだ。

 

脈に関しては「大きいのか虚ろなのかハッキリしろー」とツッコミを入れたくなりますが笑、

疲労を身体的に「虚」ととるか、「実」ととるかという問題にも取れますね。

 

金匱要略での答えは「どちらでもある」笑

 

「虚」の疲労と「実」の疲労。

 

面白い考え方。