落語の灸の話
古今亭志ん朝の「強情灸」です。
昔からお灸は「我慢したほうがきく」と捉えられているのがよく分かるお題目ですね。
まぁ、「我慢したり堪えたりするのがあまり意味がない」と笑いで皮肉ってるとも捉えられるかなと思います^ ^
ここで言うお灸はこんもり盛られた艾を皮膚に近づいても取らず火傷をおわしているのでしょう。
確実に火傷もそうですが、水ぶくれになります(在学時にこういう実験しましたが、わりと水ぶくれがひかなかったです(;o;))
専門的なお話ですが、こんもり盛られた艾を点火して温めるのを「知熱灸」といい、温かく感じたら取ります笑
なのでこんなに意地をはる必要はありません^_^
さて、ここで話されてる時代ではお灸が銭湯と同じくらい庶民に広がっているのも分かります。
今でもせんねん灸など家庭でもすえてる方もいらっしゃるほどですが、この落語の様な気軽さというのがない気がします。
そういった意味で「何となく体調悪いから来ました」みたいな方がいらっしゃってくれるのが未病に繋がると思います。
是非お気軽に足をお運びください^ ^