東洋医学の古典での長生きの秘訣
東洋医学の古典「霊枢」に
「長生きする人と早く亡くなってしまう人の差はどういう違いがあるの?」
という問いがあります。
東洋医学の古典にはこういう問いがたくさんあり、それに答えていくという構成になっています。
「霊枢」天年篇 第五十四
五臓堅固、血脈和調、肌肉解利、皮膚緻密、営衛之行不失其常、呼吸微徐、気以度行、六府化穀、津液布揚、各如其常。
(五臓が丈夫で、血脈が調和し、肌肉の間に気が滑らかに通り、皮膚が緻密にひきしまり、営衛の運行が乱れず常度をし、呼吸が調和して緩やかで、全身の気が規律正しく運行し、六府も正常に飲食物を消化でき、その津液が全身に散布され、人体を滋養し、各蔵府の機能が正常であること)
この条件が長生きの秘訣とのことです。
最後の「各蔵府の機能が正常にする」というのが一番の目標だと言えますね(^^)
また長生きに限らず体調を良くしたい時もこの条件から外れないはずです。
具体的な方法論はここには書かれてませんが、各蔵府の機能の失調を促すものをできるだけ除くのが鍼灸治療であるし、東洋医学全般の治療のやり方だとおもいます。(^^)