鍼灸院クレールのブログ

鍼灸院の日常と東洋医学について

咳について3

東洋医学で咳を「咳嗽」と表すこともあり、これはあまり使わない言葉ですが今でもありますね(^^)

 

「医宗必読」という本では、

有声無痰曰咳、有痰有声曰嗽。

声(咳する音)有って痰が無いのは咳で、痰も有って声が有るのは嗽です。

 

痰の有無で咳嗽という言葉を分けています。

要は痰が絡む咳と痰が出ない空咳の違いということです。

 

その後こう続きます。

咳嗽者、水気也。

咳嗽とは水気です。

 

咳嗽の原因は水ですよーということを言ってます。少し踏み込んで解釈すると、「身体の中の水、つまり湿気を追い出すために出してます」となります。

 普段から疲労を残さず、適度に運動し、暴飲暴食しなければ予防になる思います(^^)