咳について2
咳を東洋医学の言葉で「哮喘」と表すことがあります。
あまり聞きなれない感じかもしれません。
「喘」とは喘息(ぜんそく)で使われてる言葉ですね。
言葉の意味合としては
1、せわしく呼吸する。息切れする
2、ささやく
とあります。2の意味合いを含めると咳は連続しているが少し弱々しく咳をすることですね。
「哮」とは
1、ほえる
とあります。辞書には「大声を発する」という意味も載っていたので咳する音が大きい様をあらわしているのでしょう。
「 喘咳」「哮喘」どちらも今でいう喘息のような症状だと思うと分かりやすいです。
喘息も発作が起きると仰向けで寝ることができず、むせかえるように咳をします。
まさに吠えるように咳をしているのを「哮」といい、「喘」は音は小さいけど呼吸音が小さい。「哮喘」はこのように二つの言語に分かれ、意味合いがやや違います。
これらの症状の原因は冷え(外邪)などの外因性(気温の変化が原因)の病気が多いです。
ですが、概ねこの外邪を受けやすい状態だったりします。
寝不足や飲食の不摂生やストレスなどが原因で身体が中から疲れている場合があります。
東洋医学の未病を達成するにはまずこの外邪に対して抵抗力を日頃からつけましょうというのが必要です。
成ってしまったらその原因を取り除くのも大事ですが、一番いいのはかからないように身体を保つことです。
当たり前なこと言ってるかもしれませんが、それがなかなか実行できないんです(T-T)
(僕もお酒好きなので過度にならないようにきをつけてます笑)
もう少し書きます
参考資料
「全訳漢辞海」三省堂