鍼灸院クレールのブログ

鍼灸院の日常と東洋医学について

咳について5

咳の古典記載について書いてきましたが、咳を出ている時五蔵がどのような状態か書いていきます(^^)

 

外感病(天候の変化でかかった病気、冷えや雨など)にかかると最初の防衛機能である口や鼻に異常がでます。

 

こういう時に喉の痛みであり、鼻水が出たりするのはウィルスだったり、冷えが身体に入りましたというサインでもあるのです。(症状でもあります)

 

西洋医学でも第一防衛が呼吸器系の肺であるように東洋医学でも肺に機能失調が起こります。

 

東洋医学では肺の機能で「粛降」という作用があり、この機能により呼吸が正常に働き、口から吸った気を全身に散布するのです。

 

しかし、外感病にかかるとその機能が上手く働かなくなるので「本来なら下に行く気が戻っていく」というのが東洋医学の咳の考え方です。

 

なので治療方法としては「冷えを取り去り、肺の機能を高める」となります(^^)

 

今の時期冷えの方は大分減りましたね(^o^)

 

端的ですが、外感病になったときの状態を説明しました(^^)

 

今度は外感病以外の咳について書いていきます(もう少しお付き合いください(>_<))