自信が大事なのを改めて実感
よく養生の指導として僕は散歩をしたほうがよいと伝えてます。
誰でも手軽に始められて、安全で習慣化しやすい方法を養生の指導ではお伝えします。
僕は散歩が趣味とまではいかないまでも知らない所に行ったらまず散策をします。町の雰囲気、どのような店があり、どのような人が住んでいるのか。などなど
これらを思い巡らせながら歩くのも散歩の良い所です^ ^
さて、今日は歩くのが億劫になっていた患者さんのお話をします。
膝が変形し始めたのと同時に腰が悪くなって、ちょっと歩いたら休憩し、またちょっと歩いたら休憩するの繰り返しで、歩くのが億劫になったそうです。
人間身体が思うように動かないと気分も落ち込んでしまいます。この患者さんもそうでした。
ちょうどゴールデンウィークをちょっと過ぎたあたりに来院されてその時は見事なガニ股で足をひきづるように歩いていました。
その時の第一印象が笑いながらもネガティヴな発言が多く、歳だからと半ば諦めかけてる感じでした。「歩くのも立つのも億劫でしょうがない」と言ってたのを覚えてます。
自分の経験からこの状態なら徐々にでも良くなっていきますよとお伝えしましたが、やや半信半疑のご様子でした(苦笑)
治療していく過程で動けるんだと本当に徐々に自信をもつことができ、徐々に歩く事をするように誘導し、最近やっと歩こうとする気持ちが起き「休憩もせず30分も歩けた。スッキリした」とのことです。
歩いても大丈夫という自信もついたようです^_^
僕は最終的には「自分を信じて歩いてみた」からこのような良い結果が出たと思います。じゃないとこの結果にはなっていません。
自分の治療後より、いい笑顔で喋ってくれました^_^少し悲しい気持ちもありましたが、しょうがない。
つくづく治療家というのはもちろん治療してるわけですが、治癒のお手伝いをしてるだけで、治すのは患者さんなんだなと思いました。
「病は気から」といいますが、気の持ちようを変えるというのも必要なことは知っていましたが、ようやく体感できました。
思い出深い症例になりそうです。