中庸という考え方
僕が専門学校の時に鍼灸の実技を担当していた先生が
「東洋医学の最終目標は陰陽の調和で、中庸であることです」
と端的に述べました。
東洋医学の考え方は諸々ありますが、最終的にどこに落とし込むのかと言ったらこういう考えに至るとのことです。
この考え、その時ちゃんと分からなかった(今もまだ模索しています)凄い腑に落ちて、感激したのを覚えています。
ここで「中庸」という言葉の説明ですが、
「漢辞海」の説明だと
1、偏らず、過不足のないあり方
2、四書のひとつ
3、中等の才。凡人
ここでは1の考え方ですね。
「偏らず、過不足のないあり方」
これは陰陽の調和を表した言葉です。
治療はいつもこの「中庸」を目指します。
学生のうちにこの言葉をいただけて本当に良かったと思います(^^)