鍼灸院クレールのブログ

鍼灸院の日常と東洋医学について

東洋医学の臓腑観と治療

東洋医学では臓腑をただの器官としてでなく、精神面の働きも加味して捉えます。

 

例えば、「脾は意智を主る」とされ、考える源とされています。

 

西洋医学でも臓腑の器官として、機能や作用がありますが、精神活動まで関わるとはされていません。

 

そもそも、目に見えない「気」を臓腑が作っているというのが有り得ない考えですね(^^;

 

 

ただ、病態の把握をするときにこの「気」の考えがあると把握しやすいのも事実です。

 

 

端的に言ってしまえば、「気」の過不足が病を引き起こす、というのが東洋医学の考え方です。

 

 

そのバランスの崩れた所を調整するのが治療です。

 

 

世の中には、色々な治療法があります。

 

僕も色々な治療法を勉強してきましたので、そういうのを全く使わないわけでもありませんが、一番の本流は東洋医学の考え方で治療をするのが良いなと思いました。

 

 

鍼するならこれは外せないなとあれこれ右往左往しながら理解しました。

 

東洋医学には東洋医学の考えで治療を行うのが一番なんです^_^

 

かといって、その器のなかで収まるんでなく、色々な方に鍼灸治療受けてほしいなと思っています^_^

 

自分の出来る範囲で広めれたらと思います