医道の日本の80周年特集号を読んで
「医道の日本」の80周年記念特集号を読みました。
「医道の日本」とは東洋医学や鍼灸マッサージの歴史ある専門誌です。
今回は特集号で「技の原点、学びの原点」について丸々一冊書いてあります。
鍼灸には色々な流派や勉強会がありますが、それを纏めて「技とは、学びとは」について述べられています。
これがもうどれだけ胸を熱くすることか
その中で北辰会の藤本蓮風先生の言葉が胸を熱くしました。
「鍼灸はこれからどうなるか」という問いに対しこう仰いました
「アンチテーゼとしての東洋医学は有力だ。西洋医学がミクロで細分化し、分析を手法とする限り、東洋医学マクロな捉え方はいつでも対応できる」
この言葉は胸を熱くすると共に勇気をもらった言葉だと思います。
東洋医学ってやっぱりこういうことだよなーって思いました。
歴史として明治時代からの不遇時代を東洋医学は耐え抜いて来たわけですから、これからも残っていくと思います。
最近はちょっとずつ東洋医学に関心を持っていただける方も増えてきているので100年位前から比べものにならないくらい受け入れられています。
ただアンチテーゼとして存在するのは少し悲しい気持ちもあります。
「なんか体調悪くなったら鍼灸」という選択肢が普通にあるにはどうすればいいかなと思っています。
まず今いらっしゃる患者さんに草の根運動をしていきましょうかね。